![2355912l[1].jpg](http://aizu-shounji.sakura.ne.jp/sblo_files/oita-shounji/image/2355912l5B15D-thumbnail2.jpg)
すべてが白黒の世界に変わったあの日。
7年前のこの時間、
私は何をしていただろう・・・
当然のことながら停電のため、
街も家も暗闇。
寒さと何が起きているのか分からないという恐ろしさもあり、
真っ暗な部屋にいるよりも、
車の方が少しは落ち着くだろうと、
私は息子と二人で、車中で夜を明かしました。
ラジオが伝える、
「海岸に 200〜300人の遺体が打ち上げられた」 という意味が、よく分からずに、
ただ大変なことが起きているということだけに不安が募るばかり。
何をどうしたらいいのかわからずに、
ただ呆然と空を見つめながら、
夜明けを待っていたように思います。
暗闇となった仙台の街に、
本当にきれいな夜空が広がっていました。
それは満天の星空でした。
先に逝かれたひとりひとりに、
私たちと同じように、願いがあり、
私たちと同じように、大切な人がいました。
そして私たちと同じように、
喜怒哀楽の人生がありました。
みんな同じ、尊い命をいただいたものとして、
今日は、掌を合せたられた方もいらっしゃると思います。
震災で犠牲となられた方に、
今を懸命に生きている方に、
そして、未だ確認ができず、再会を果たせない方々に、
安らぎが訪れますように・・・。
本日、「東日本大震災物故者追善供養会」にご参詣くださり、共に祈りを捧げてくださいました方々に感謝申し上げます。合掌
合掌
無著(むじゃく)
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